弟子にしてくれないと泣くかしら!
通常であれば絶対に飲みたくない、ニーア特製魔力回復お茶。



でも飲まなければニーアは絶対に許さないだろう。



意を決して、口をつける。一気に飲み干して直ぐにテーブルの上にあったクッキーを5枚ほど口のなかに突っ込む。



これで味については言わずとも伝わるかしら…。





ニーアも向かいのソファーに腰掛け、いよいよ本題にはいる。



制限時間はルイが帰ってくるまで。




「それではぁ、聞きたいことが山程ありますがルイが帰ってくるまでの時間なのでぇ、一問一答制で交互に質問していくというのでどうでしょう?」



「意義はないかしら」





「じゃあ決まりなのですよぉ。最初どっちからにします?」




「じゃあ私から質問かしら。あのあと、どうなったかしら」






「あのあと、とは?」


「とぼけないで欲しいかしら」


睨めば、ニーアは怖いのですよぉー、なんていいながらクッキーをつまみ出す。


怖いなんて絶対に思っていない。


だって今戦ったところでニーアにはかてないのだから。

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