スキトキドキキライ

今月末は体育祭だ。
６月に入り、体育祭の練習が増えてきた。
種目は
長縄跳び、クラス全員リレー、選抜リレー、綱引きなど。



＊体育の授業＊


「今日は、男女でクラス全員リレーの練習をするぞ！」
先生が言った。

「「「はーーーーーい」」」

「じゃあ、リレーの走順ごとに並んでリレーのバトン渡しの練習をしろー！」

「「「はーーーい」」」



(リレーの走順。。。っ、私が渡すのって誰だっけ？
えっ、待って、後ろに松嶋が並んでるんだけど。どうしよう。気まづいし。
あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。)



「練習しよ？」
ふと誰かに声をかけられた。
って、えっ、松嶋。。。

「あっ、うん！」

「じゃあ、俺がこっちの手で貰うからこっちに渡して！」

「おっけい！」


いつの間にか松嶋と普通に話せていた。普通に笑顔になっていた。松嶋も。


このことがあってから、"気まづい"ということはほとんどなくなった。