貴方に夢中
私の部屋いつものように
話していた。


突然貴方が黙った。


長い沈黙。


貴方の顔を見た
恥ずかしくて目をそらそうとした時、
口パクで


"す き "


えっ?見間違い?

ニコッと照れくさそうに
笑った貴方。

胸を熱くする、
涙が溢れくる。


戸惑った貴方が
横に来て

泣かないで。 と
背中をさする。




想いが伝わる瞬間だった。

ありがとう。

ありがとう。

私はこの瞬間
世界で一番幸せ者だろう。


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