君は幼なじみ。
5歳 ~8年前~
~8年前~
「悠斗、杏奈のこと好き?」
五歳の杏奈が、悠斗に無邪気に聞く。
「うん!もちろん!杏奈ちゃんのことだーい好き!」
同じく五歳の悠斗が無邪気に答える。
「じゃあ、杏奈と結婚してくれる?」
「もちろん!」
—この時は信じていた。
私と悠斗は、絶対にこの約束を忘れない。
私たちは同じ小学校、中学校、高校、大学。
いつになっても、お互いのことが好きで。
そう、信じていた。
今だって、半分信じている。
それなのに。
悠斗は、違う高校に進んだ。
小学校も、中学校も、ずっとクラスが違うかった。
小学校の頃は、全く気にしていなかった。
中学校になったら、同じクラスになると思っていた。
でも——
私たちは、縁がないのかもね。
「悠斗、杏奈のこと好き?」
五歳の杏奈が、悠斗に無邪気に聞く。
「うん!もちろん!杏奈ちゃんのことだーい好き!」
同じく五歳の悠斗が無邪気に答える。
「じゃあ、杏奈と結婚してくれる?」
「もちろん!」
—この時は信じていた。
私と悠斗は、絶対にこの約束を忘れない。
私たちは同じ小学校、中学校、高校、大学。
いつになっても、お互いのことが好きで。
そう、信じていた。
今だって、半分信じている。
それなのに。
悠斗は、違う高校に進んだ。
小学校も、中学校も、ずっとクラスが違うかった。
小学校の頃は、全く気にしていなかった。
中学校になったら、同じクラスになると思っていた。
でも——
私たちは、縁がないのかもね。