キミと一緒なら



日が暮れてきて、夕日が教室に差し込んでくる。


「ふぅ〜・・・やっと終わった」


教室に持っていかないといけないんだっけ??


こんな重いものを女の子に持たせるなんて・・・


ひどい担任だよ・・・。


教室から出て、下へ降りて、職員室へ向かった。


プリントが重いから、スピードは遅いけど・・・


職員室に入って、担任の先生の机の上に置いた。


教室へ荷物を取りに行って、もう裕哉が迎えに来てくれているらしくて・・・


急いで靴を履き替えて、校門を出た。


「ごめん、待った??」


「全然!じゃ・・・帰ろっか?」


「うん」


前までは考えられなかったこの日常が今では当たり前になってる。


不思議と・・・



はじめは、1日泊めてもらって帰る予定をしてたのに。



でも・・・どんどん裕哉との距離が遠くなるなんて思いもしなかった。


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