キミと一緒なら
「4ヶ月もここで過ごしてたの??」
「お母さんには関係ない!」
私なんて必要とされてない。
だから、お母さんが私を連れて帰る理由なんてどこにもない。
「ほら、帰るよ!」
「いや!!!」
私の腕を掴んで引っ張って、連れて帰ろうとされる。
「あの・・・会うだけなら許してもらえますか?」
「まぁ・・・」
裕哉が私のお母さんに聞いた。
「陽菜、なんか合ったら電話とかメールとかして?すぐ迎えに行くから」
私の耳元でそっと囁いた。
・・・迷惑だもんね。
私と一緒に過ごす、なんて・・・。
私はすごく嫌だけど、お母さんの元へ帰ることにした。
「またな?」
手を振っている裕哉の姿を見てアパートを出た。