キミと一緒なら



「いつか戻るだろ」


「浩輔まで・・・??」


「大丈夫だよ。裕哉くんの元へ帰ってくる。ちゃんと」


「そうだよ。だから、元気出せよ!」


普段はうるせぇとか、めんどくさいとかうざいって思うけど・・・


俺のことを気にしてくれてんだもんな。


優しいところもあるんだよ。


「サンキュー」


少しだけだけど、元気が出た気がする。


「俺、午後の講義1つしか受けねぇことにする」


「はあ!?ただでさえ単位ギリギリなのに??」


・・・そうだったな。


でも、今の俺には、そんなことはどうでもいい。


俺の頭の中は陽菜しかいない。


梅原に電話をかけて、高校のところまで迎えに行って、カフェに行く約束をした。


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