キミと一緒なら
裕哉と会わなくなってから、1ヶ月が経って、10月になった。
裕哉からの連絡は今でもずっと欠かさず届いてる。
でも・・・私は相変わらず返信出来ていない。
これ以上迷惑はかけられないし、私の家の事情にも巻き込みたくない。
午前中の授業が終わって、お昼になった。
「陽菜、ここで食べていい?」
「うん」
私の机の上にお弁当を置いて、前の席の人の椅子に座った。
美羽ちゃんにさえ、何も話せなくなったから・・・。
「最近、ちゃんと眠れてる?」
「・・・うん、大丈夫だよ・・・」
・・・嘘ばっかりだ、私。
「しかも、痩せてるし・・・何があった・・・?」
美羽ちゃんの優しさに涙が溢れそうになるけど、必死にこらえる。