キミと一緒なら



「裕哉、行くんだよな?明日」


「ああ」


「じゃあ、美羽ちゃんに伝えておくから」


「おう、サンキュー」


陽菜に会えて、すごく嬉しいって思う反面、気まずいって思いもあって何か微妙。


会えるのは凄く嬉しいから、心は舞い上がるはずなのにな・・・。


今、陽菜が苦しんでるのは、俺のせいでもあるんだよな。


俺が陽菜を手放したからだよな、きっと・・・


陽菜の家庭事情は全然わからないけど・・・


「裕哉、そんな難しそうな顔すんなよ!とりあえず、楽しめばいい!懐かしいよな?高校の文化祭なんてな?」



「そうだな」


いつもはふざけてたり、馬鹿な浩輔だけど、元気づけてくれるんだよな?


こういう時には、な?


だから、根はすごい良いやつなんだよな。


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