キミと一緒なら



「なんか飲み物いる?」


私は首をブンブンと横に振った。


今は喉は乾いてないし・・・


「そっか・・・」


なんか気まづいって感じているのは私だけかな??


だって、裕哉はいつも通りだし・・・


「俺さ、陽菜がいないと寝れなくなった」


私も同じことを思っていた。


裕哉の温かさとか落ち着く場所を知ってしまったから・・・


「毎日陽菜のことで頭がいっぱいになるくらい好きで・・・連絡返ってこないだけですごく心配して・・・」


「・・・」


なんでこんな私のことを思ってくれるの?


私は最低な人なんだよ?


優しくもないし、可愛くもないし、素直になれないし・・・。


さっきみたいに、ここに来てくれたのに「帰るっ!」って言って逃げるような人だよ?


裕哉は私には勿体無いくらいかっこよくて頭も良くて・・・優しい人だよ?


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