キミと一緒なら
午前の講義を受け終わって、俺と浩輔は食堂へ行った。
いつものメニューを買って、テーブルに座った。
「陽菜ちゃん、心配だな?」
梅原からかかってきた電話の内容を裕哉にも話した。
「ああ・・・」
文化祭の時に、人を頼れって言ったのに、陽菜の心には響いてなかったのか?
どうやったら、陽菜の心に寄り添うことができるんだよ・・・。
俺には無理なんじゃねぇのか??
そう思い始めた。
自信をどんどん失って、失って・・・
「落ち込むなよ・・・お前が落ち込むと俺まで気落ちする」
「悪いな・・・」
俺はそこまで強くない。
弱いとは言わないけど・・・。
なにかあるとすぐへこむし、自分を責め続ける。
情けないよな、こんな自分・・・。
どこにいるんだよ・・・