キミと一緒なら




最後の講義が終わってもやっぱりまだ外は雨がザーザー降り。


浩輔を俺の車に乗せて、学校を出た。


「どこ行けばいい?」


「そうだなぁ・・・駅のカフェ行くか」


「了解」


ハンドルを握って、駅にあるカフェへと走らせた。


駅の駐車場に車をとめて、歩いてカフェへと向かった。


ドアを開けて、浩輔の向かいの席に座った。


「かなり落ち込んでるな?」


「あったりめぇだろ?」


楽しみにしてたんだろうなって思う。


浩輔は、俺が思っている以上に梅原が好きだからな。


「陽菜ちゃん、どこにいるんだろな?」


「ああ・・・」


元気なのかもわからない。


最近、本当に会ってないし、学校にも全然来なくなったって聞いたし・・・


胸がざわざわとざわついて、不安な気持ちが俺の中を横切る。


< 190 / 367 >

この作品をシェア

pagetop