キミと一緒なら
最後の講義が終わってもやっぱりまだ外は雨がザーザー降り。
浩輔を俺の車に乗せて、学校を出た。
「どこ行けばいい?」
「そうだなぁ・・・駅のカフェ行くか」
「了解」
ハンドルを握って、駅にあるカフェへと走らせた。
駅の駐車場に車をとめて、歩いてカフェへと向かった。
ドアを開けて、浩輔の向かいの席に座った。
「かなり落ち込んでるな?」
「あったりめぇだろ?」
楽しみにしてたんだろうなって思う。
浩輔は、俺が思っている以上に梅原が好きだからな。
「陽菜ちゃん、どこにいるんだろな?」
「ああ・・・」
元気なのかもわからない。
最近、本当に会ってないし、学校にも全然来なくなったって聞いたし・・・
胸がざわざわとざわついて、不安な気持ちが俺の中を横切る。