キミと一緒なら
「なに??」
「なんでもない」
・・・だよな。
俺をみて、見とれてたなんてある訳ないよなぁ・・・。
俺の顔なんて興味ねーよな?
なんの得にもならねーし・・・。
しばらく運転してやっと家に着いた。
「ここが俺の家」
大学生になって住み始めたまだ建てられたばかりの新築アパート。
「本当に広くねーけど・・・」
アパートだしな。
車から降りて、陽菜を俺の部屋に案内した。
「お邪魔します」
小さな声で少し緊張からか震えた声で言う。
「一人暮らし?」
「そう」
「今からご飯作るから待ってて?」
「作れるの??」
「まぁな。味の保障はしねぇけどな?」