キミと一緒なら



午前中の授業は全く集中できなかった。


なんでかわからないけど・・・


眠気もそうなんだけど、なんでか裕哉のことが頭いっぱいで・・・


実は今日、私の誕生日。


私にとっては、特別な人であるはずなのに・・・


複雑な日でもある・・・。


でも、裕哉はきっと何も知らない。


誕生日のことなんて話したこともないから。



誕生日もクリスマスもお正月も・・・親は必ず家にいない。


私一人が残る日々。


きっと、親は私の存在自体がきっと嫌なんだ。


除け者にされてるんだ・・・きっと。


だから、嫌いな日。


こんな日がなければいいのに・・・


みんなは「お母さんかえあケーキもらった」「プレゼント貰って」って喜んでるのを見て・・・


羨ましいと思った。



< 223 / 367 >

この作品をシェア

pagetop