キミと一緒なら
☁︎︎*. 裕哉 side︎︎︎︎ ☁︎︎*.
「家まで少しかかるから、寝てていいぞ」
「うん」
エンジンをかけて、車を動かした。
今日の陽菜は多く涙を流した。
きっと今まで泣きたかった分・・・溜め込んでた分が出たんだと思う・・・
悲しさとか・・・辛さとか・・・
陽菜を抱きしめた時、改めて感じた。
華奢な体で、とても小さいこと。
それでも、1人で親のこと背負い込んで・・・
だから、俺は陽菜をずっと守りたい、側に居てやりたいって思った。
もう二度と離したくない。
どれだけ陽菜が離れたがっても・・・ずっと一緒にいたい。
そう思うのは陽菜だけ。