キミと一緒なら



陽菜が風呂から上がって、リビングに入ってきた。



「終わったか?」


「うん」


「ってか、ヤベェな・・・」


「なにが?・・・」


「お風呂上がりの陽菜」


シャンプーの匂いとか、ちょっと湿った髪の毛とか・・・


「バカじゃないの」


なんて言われたけど・・・


はあ・・・


毎日理性を保つので必死・・・


ここに連れてきたのは俺だけど、異性の人と住むのは・・・


大変だよな。


相手が、陽菜だから余計に。


「俺も風呂行ってくるな?」


「うん」


「寝てていいから」


「うん」


陽菜のことを考えるだけで、胸がいっぱいになる。


俺ってかなり重症だよな。


一緒に住んでるし・・・


一日中陽菜と一緒だから、毎日心臓が鳴り止まないし・・・。



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