キミと一緒なら




その紙を陽菜に渡した。


「登録しといて?学校終わったら、メールちょうだい?」


「うん・・・わかった」


・・・明日にはちゃんと家に帰らさないとさすがに親も心配するだろうな・・・


寂しくなるし、離れたくねーけど、


俺の感情に任せてはいけないと思った。


「ほら、もう寝な?」


まだ付き合ってもいない。


俺のことなんて好きでもないし、まだまだ知らない人。


「うん」


「パソコンだけとっていい?」


「うん」


まだレポートの途中だった。


陽菜が俺の部屋に入った。


ベットに入ったのを確認して、電気を消した。


「陽菜、おやすみ」


「おやすみ」


ドアを閉めて、俺はリビングに戻って、またパソコンと向き合う。



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