キミと一緒なら
ジュースと豪華なご飯と、クリスマスケーキを机に並べた。
「裕哉」
「・・・ん??」
準備が終わって、ソファーに座ると、陽菜はゴソゴソっと紙袋をあさった。
「・・・はい」
差し出された手の方を見ると、小さな箱が握られてた。
「気に入ってもらえるかわかんないけど・・・
どうぞ」
「ありがとう」
俺はそう言って陽菜の頭を優しく撫でた。
陽菜からもらった箱をそっと開けると、時計が入ってた。
それも結構有名なブランドの・・・。
「学校とか・・・これから働きだしたら使うかなぁ?て思って」
「陽菜」