キミと一緒なら
すげぇ眠たい・・・
目を擦りながら、必死に眠気と戦う。
部屋から、すすり泣きのような声が聞こえてきた。
かすかにだけど・・・。
陽菜・・・泣いてるのか?
おやすみという言葉を交わしてからだいぶ経つんだけど・・・
・・・そっとしておいた方がいいよな。
陽菜にはきっと帰りたくないっていう理由がなんかあるんだよな。
たぶん。
でも、あまり深くは聞けないから、陽菜が話してくれるまで待つしかない。
俺に心を開いてくれるまで待つしかない。
俺は、陽菜に何もしてあげられないんだよな。
ごめんなぁ・・・。
俺は、眠気に耐えることが出来ずに机に突っ伏して意識を手放した。