キミと一緒なら



時間がはやぶさのごとくものすごいスピードで流れて、外も真っ暗。


ショッピングモールの外でイルミネーションがあるから、カップルたちが一気に外へ向かう。


人混みがすごいなぁ・・・


裕哉と繋がれてる手もさかれてしまいそうなほどの人混み。


おしくらまんじゅう状態・・・。


「陽菜、離れんなよ」


「うん、ありがとう」


私の手を裕哉がぎゅっと大切なものを守るかのように強く握ってくれた。


人と人との間を縫って、何とか裕哉とはぐれず、外へ出ることが出来た。


心臓がうるさいほどバクバクってしてくる。


この音を聞く度またさらにうるさく脈打つんだよね・・・。


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