キミと一緒なら




裕哉の家に着いて、ソファに座った。



「ひーなっ♪」



「なにー、気持ち悪い」



「気持ち悪いは酷いだろ」



「だって気持ち悪いもん」



勉強してる時は親みたいなこと言うし・・・


真剣だし・・・


ちょっと大人感があったけど・・・


今、なんか子供っぽい感じがするなぁ。


甘えてくるこの感じがさっ。



それはそれですごく幸せだし、好きだけどね。


でも、本人には言わない。


っていうか言えないなぁ・・・。



「陽菜をギュッてしていい?」


・・・うん、て言うつもりだったけど、返答する間もなく


既に裕哉の匂いに覆われてた。



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