キミと一緒なら
一通り水族館を回りきって裕哉と外へ出た。
「んん〜、楽しかったなぁ〜♪」
大きく伸びをしながら言った。
また行きたいなぁ〜、て思うくらい楽しかった。
「俺も楽しかった。ありがとな」
優しく頭をポンポンと撫でられた。
その手の温もりが離れたあとでもまだ残ってて・・・
じわーっと顔まで熱くなる。
「裕哉!はいっ!」
小さな袋を裕哉に手渡した。
さっき売店で買ったキーホルダー。
裕哉になにかプレゼントしたくて・・・
特に特別な日ではないけどね。
「んじゃ・・・俺からも」