キミと一緒なら
家に着いて、荷物を全部下ろして、家に入った。
「ただいま」
小さく呟く陽菜の一言でつい頬が緩んでニヤついてしまう。
なんか幸せだなって思って・・・
でも、陽菜は気づいてないみたいでホッとした。
「陽菜?」
「ん?」
「まだできないから、適当に座ってて?」
「うん」
台所に立って、鍋を用意して、シチューを作り始めた。
本当にあんま作ったことねーからなぁ・・・
シチューの素の箱に作り方が書いてあるから、それの通りに作ってみるか。
台所に立って、数分後。
見ながら作ると案外美味しそうに出来た。
「陽菜!見て?」
小走りをして、台所に来て鍋の中を覗き込んだ。
「美味しそう!!」