キミと一緒なら



9時になって、家を出る時間になった。


バタバタしながらも、なんとか準備が終わって、家を出た。


さっきから、裕哉がおかしい。


ずーっと真っ赤だし・・・顔が・・・


やっぱり熱があるんじゃないのかなぁ??


「裕哉?」


「なんだよ」


「ん〜・・・なんか変だから・・・」


「陽菜が可愛すぎて、どう接したらいいか忘れた」


「本物のバカじゃん!」


なんでいきなり忘れるの!?


ずっと一緒にいて、接し方なんて忘れるはずないじゃん。


記憶喪失じゃあるまいし・・・


「ねぇ、裕哉」


「ん?」


「なんで私のこと好きなの?」


初めてあった日から、ずっと好きだって言われてた。


一目惚れだって聞いてたけど・・・


「ん〜・・・わからない。けど、全部好き!」




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