キミと一緒なら




観覧車に乗った。


陽菜と乗りたかったんだよなぁ、観覧車に!


「陽菜」


「なに??」


陽菜にはきっと伝わってないと思うけど、異常なほど緊張している。


2人だからかな・・・??


「陽菜は・・・本気で好きな人とかできたことらる??」


「いないよ、そんな人・・・」


「そっ??」


「な、なんで笑うの??」


「俺が陽菜にとって初めて本気で好きな男になろうかなって思って!」


俺がそう話すと、陽菜の顔がぼっと音が立ちそうなくらい真っ赤に染まった。


「バカっ!!」


俺を睨みつけるけど・・・全然怖くないんだって・・・。


俺も初めてこんなにも好きになった人は陽菜だから・・・


陽菜の初めても俺であってほしい。


< 77 / 367 >

この作品をシェア

pagetop