キミと一緒なら
「陽菜」
名前を呼んで、陽菜の手首を掴んで自分の方に引き寄せた。
── チュッ
陽菜のおでこに軽いキスを落とした。
ちょうどテッペンだし!
「いつか唇ちょーだい??」
本当は・・・本当は唇がいいんだけどね??
「バカバカ!!///」
「ははっ、すげぇ顔真っ赤!!可愛い」
ぎゅっと抱きしめたいって思うけど、陽菜が嫌がりそうなことはしたくない。
はぁ・・・
どんだけ陽菜に惚れてんだよ・・・俺・・・
「帰るか?」
「うん」
帰る家が一緒ってなんかいいな?
それも、俺の好きな人だし!
テーマパークから出てすぐの駅に行って、電車に乗った。
横に座る陽菜はどこか眠たそうな気がした。
「陽菜」
「ん?」