キミと一緒なら
「ひ・ろ・や〜♪」
「辞めろ、気持ち悪い」
駅に着いて、浩輔くんらしき人が裕哉に話しかけた。
もうちょっとちゃんとしてる人なのかと思ったんだけど・・・
イメージと違った。
「この子が、裕哉が惚れた女?」
裕哉が浩輔くんの頭を叩いた。
「いてーなぁ・・・あ、陽菜ちゃん!俺は的場 浩輔って言うの!よろしくな?」
「よろしくお願いします・・・」
深々とお辞儀をした。
なんか苦手なタイプかも・・・浩輔くん・・・
・・・美羽ちゃん遅いなぁ。
っと思ったら来た。
「・・・ごめーん!遅くなっちゃった!」
「梅原 美羽!私の友達です!」
「よろしくお願いします!」
浩輔くんが美羽ちゃんに自己紹介を済ませた。