キミと一緒なら
「よしっ!行こうぜー!!」
浩輔くんが先陣をきってその後ろを美羽ちゃんがはしゃぎながら追いかける。
・・・なんか楽しみかも〜!!
「おい、陽菜」
「なに??」
「あいつ・・・本当に高校生か??」
「ははぁー、高校生なんですけどね、一応・・・」
子供かよ、て思うくらい無邪気に走って行っちゃうし・・・
「それを言えば、浩輔くんもでしょ?」
「・・・そうだな」
「??」
裕哉の顔が曇った???
不機嫌な顔してるっていうか、ムスッてしている。
まぁ・・・いいか。
「陽菜ー、裕哉先輩も来てくださーい!!」
美羽ちゃんに呼ばれた。
「裕哉、行こ?」
裕哉の手首を掴んで、駅のホームまで走った。