キミと一緒なら
「ここが俺の家」
新築のアパートの前で裕哉が指を指した。
「本当に広くねーけど・・・」
駐車場に車を止めて、2階にある裕哉の部屋に入った。
私・・・男の人とか免疫なくて・・・
家にも入ったことは1度もないから緊張するんだけど・・・
裕哉がドアを開けてくれて、私は小さな声で「お邪魔します」と言って入った。
「一人暮らし?」
「そう」
寂しくないのかなぁ??
私は・・・1人を経験しすぎてるけど、慣れないから寂しくない。
「今からご飯作るから座って待ってて?」
「ご飯作れるの??」
「まぁな。味の保障はしねぇけどな?」
賢い大学に行ってる人って、優等生??
何でもできちゃう天才なのかなぁ??