幸せファーストギブ
side初陽
その後、流れで海はもう出ることになった。
でも、まだ帰るには早いので、近くのおしゃれなカフェでお茶することにした。
「コソッ 与理」
「何?」
「実は、葉山(善)君には本当のこと言っても良い気がして…」
「ほんとか?俺もそう思ってた」
「え!じゃあ、この流れで莉亜も会わせたくてさ」
「うん。それでいいと思う。沢本、莉亜に会いたがってたみたいだし」
と、言うわけで、カフェに着いてすぐ、葉山君にも私たちのことを話した。