This Is Love Story
少しでも禅くんにつり合うようになりたい。
子供っぽい女の子なんて、禅くんには似合わないから…。
…そう考えると、なんで禅くんが私なんかを選んでくれたのか不思議でたまらない。
美人でもないし、スタイルも微妙。
頭だってどちらかというと悪いし。
「明日に備えて早く寝た方がいいよ。
お肌が荒れちゃう!」
「うん、そうだね。ありがとう。」
凛華の言う通りだよね。
余計な事考える前に、早く寝ちゃおう。
なんで禅くんが私を選んでくれたのかとか、禅くんと私はつり合ってないとか…
そういうマイナスなことはもう考えない。
そんなことより、明日の楽しいことだけを考えよう。
禅くん、可愛いって言ってくれるかな?
手は、繋げるかな?
禅くんの笑った顔…見れるかな?
明日だけじゃなくて、夢の中でも禅くんに会えますように。
そう願いながら眠りについた。