This Is Love Story
「佑くん……まさか彼女ってその人?」
「そう。」
私の手を取って、指を絡めてみせる佑。
彼女はそれを信じられないという顔で見る。
佑くんや…。
ここまでやる必要はないと思うんですが。
これはもうA5ランクの牛を奢らせないと。
佑の財布の中身全部飛ばしてやる。
「なんでそんな子が佑くんと付き合えるの!?」
悪かったですね、こんな子で。
「ブスでもこいつはいい奴だ。」
彼女、ブスなんて一言も言ってないけどね。
…はっ倒してやろうか、この野郎。