This Is Love Story
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禅side
俺は今必死に耐えている。
原因は俺の彼女、唐沢結衣。
「ん〜……禅く〜ん。」
「なに?」
「ちゅーして!」
「はいはい。あとでな。」
こいつは俺の苦労を本当に分かっていない。
せっかく人が大切にしようと思ってんのに。
さっきだって、棗が入ってこなかったら
……あのまま襲ってた。
危なかった……。
何やってんだよ俺……。
まだ手は出さないって決めたのに。
今も、俺の膝の上に跨ったまま動かない結衣。
スカートの丈が短すぎるっつーの。
色白の太ももがほんのりピンクに染まって…
エロすぎるだろ…。
俺だって健全な18歳男子だ。
好きな女にこんなに密着されて、何も感じない訳が無い。
その上、今は俺も酒が入ってる。
この状態で理性を保つなんて無理だ。
もう拷問でしかない。