This Is Love Story
「よちよち〜。」
「こっち来て、俺らと飲もうよ!」
「あほか、高校生に酒勧めんなよ(笑)」
男達の下品な笑い声が響く。
私の体に触る手が、気持ち悪い。
…私の馬鹿。
こんな人達の前で隙を見せた私が悪い。
今こうして絡まれているのも、自業自得。
…何とかしないと……。
「…離してください。」
私はそう言って、軽く男の手を振り払う。
「えー、冷たいなー。
君が先に入ってきたのにー。」
酔った男は、今度はさっきよりも強い力で私の腕を掴む。
「ちょっ……痛い!」
強く腕を払っても、離してくれる様子など全くない。