This Is Love Story
「棗、雄大。
─────…俺、結衣がいないとだめだ。」
もう会えないなら仕方がない。
会わなければ、いつかはきっと忘れられる。
…そう思ってた。
だけど、今日彼女に会って痛感させられた。
「どれだけ考えても…
俺には結衣以外愛せねぇんだ…。」
この先どれだけ完璧な女に出会ったとしても、あいつしか愛せない自信がある。
俺の決意表明に、棗と雄大は笑顔で拳をこちらに突き出す。
「そんなこと、とっくに知ってるっつーの。」
「結衣ちゃんを取り戻すなら、まずは覇王との和解だよ?…わかってる?」
そんな二人の拳に、自分の拳をつき当てた。
「あぁ。まずは唐沢昴と接触する。」