This Is Love Story







「そっかー。


…ねぇ、結衣。編み込みやらせて!

私最近出来るようになったんだ!」







「おー!やってやって!」








嬉しそうに私の背後に回り込む凛華も、よく見たら今日は編み込みヘアだった。


彼女は、私の長い髪を左側に流しながら器用に編んでいく。








「…ねぇ、結衣。

最近何かいいことでもあった?」






「え?なんで?」






「なんか、前より幸せそうだなーと思って。」











さすが凛華。

こういう時には誰よりも鋭い。









「もちろん、幸せだよ。

大好きな凛華たんが隣にいるもん!」






「もーう!何それ!(笑)

私も大好きー!♡」









禅くんと別れたばかりの頃の私は、まるで屍だった。

昴兄や佑だけでなく…凛華や賢ちゃんにも、たくさんたくさん心配をかけた。








< 424 / 631 >

この作品をシェア

pagetop