This Is Love Story
「そっかー。
…ねぇ、結衣。編み込みやらせて!
私最近出来るようになったんだ!」
「おー!やってやって!」
嬉しそうに私の背後に回り込む凛華も、よく見たら今日は編み込みヘアだった。
彼女は、私の長い髪を左側に流しながら器用に編んでいく。
「…ねぇ、結衣。
最近何かいいことでもあった?」
「え?なんで?」
「なんか、前より幸せそうだなーと思って。」
さすが凛華。
こういう時には誰よりも鋭い。
「もちろん、幸せだよ。
大好きな凛華たんが隣にいるもん!」
「もーう!何それ!(笑)
私も大好きー!♡」
禅くんと別れたばかりの頃の私は、まるで屍だった。
昴兄や佑だけでなく…凛華や賢ちゃんにも、たくさんたくさん心配をかけた。