This Is Love Story
「悪いな。
何かあったらいつも、お義父さんとお義母さんに双子の面倒見させて…」
申し訳なさそうに謝る禅くんに、私は笑う。
「いいのいいの。
お父さんもお母さんも、最近は双子と遊ぶのが生き甲斐らしいから(笑)」
いつの間にか本家の裏庭に、子供用遊具が設置されてたし…
お父さんなんて、自分の年齢も考えずに全力で双子と遊ぶもんだから、いつか怪我しないか心配。
「ほら、星乃。バンザーイ。」
「ばんざーい!」
私が星乃に服を着せる横で、禅くんは琉星に靴下を履かせている。
最後にお揃いの帽子を被せれば、準備完了。
「よし、じゃあ出発!!」