This Is Love Story
第二章

名前で…







あの日から私は、週に一回は必ず倉庫に遊びに行くようになった。



遊びに行く時はいつも決まって家や学校の近くのコンビニで車に乗せてもらう。

今日も倉庫に遊びに行く予定で、月島さんたちが来るのを待っていた。





数分待つと、駐車場に停まった高級車。







「結衣ちゃん、お待たせ。」







助手席のドアが開いて、朝比奈さんが車から降りる。

いつも優しい王子様の朝比奈さんは、私をエスコートして車に乗せてくれた。




イケメンで優しい上に紳士って…。

もう言うことないよね。



私は優しい朝比奈さんを神のように拝みながら座席に座る。









「おいブス。狭い。」





「黙れコーラ。」









後部座席には、既にうるさいサルが一匹。

この雄大との絡みもいつもの事。



ほんと…雄大も朝比奈さんの紳士を見習って欲しい。












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