This Is Love Story







「…っ…ククククッ…。



あー、もうダメだ!…結衣ちゃん面白すぎ!

なに…、フェロモンって…っ…。」








「…ばか……そんな褒めんなよ。

……さすがに俺も照れるっつーの。」










朝比奈さんは本当によく笑うな…。



てゆーか、雄大はなんで本気で照れてんの?

そんなに顔を赤められたら、こっちまで照れるんですけど…。




変な雄大を白い目で見ていると、急に後から腕を引かれる。



腕を引いたのは月島さんで、私はそのまま彼に抱きとめられた。






タバコの匂いと混ざった甘い香り。

彼の香りが私の鼻をくすぐって、心臓が甘く脈打つ。





あぁ、どうしよう。

ドキドキしすぎて目眩がする。


私、今絶対に顔赤いし。









「ははっ。禅。

雄大なんかにヤキモチ妬かないの。」






「妬いてねぇ。」







「おい棗。俺に対して失礼だぞ。」














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