わたしのキャラメル王子様・番外編
「だって京ちゃんが受験前にテンションあげよう、息苦しい日常をこの日だけは忘れようって、入手困難なチケ取ってくれたんだもん」
私から誘ったわけじゃないんだよ!ってところを強調したかったんだけど。
「それはさっきも聞きました~」
悠君はそんなのどっちでもなんでもいいって感じの表情。
「いろいろ我慢して頑張ってんだもん。そんな夢みたいなお誘い2度はないし、験担ぎでイケメン拝みたいじゃん!」
「へぇ、イケメン拝むと運気アップすんだ?」
「それはえーと、あのぅ」
なんて言い返せば正解なのかわからない。
「とにかくね?これは長距離恋愛中の私を気遣って京ちゃんが彼氏とのデートを25日にしてまで取ってくれたチケットなわけで、一緒に行けなくなったからこそ私には当麻君のライブの感想を彼女に伝える義務があると思うのっ!」
ゼーハーゼーハー。
捲し立てたせいで息切れ半端ない。
「ちょっと落ち着けって、そんな熱弁しなくても伝わってるから」
「ほ、ほんと?」
「うん、確かに受験生に息抜きは必要だと思う」
「うん!うんうんうん!」
これがすっごいレアチケットだって、ほんとにちゃんと伝わったかな?
私から誘ったわけじゃないんだよ!ってところを強調したかったんだけど。
「それはさっきも聞きました~」
悠君はそんなのどっちでもなんでもいいって感じの表情。
「いろいろ我慢して頑張ってんだもん。そんな夢みたいなお誘い2度はないし、験担ぎでイケメン拝みたいじゃん!」
「へぇ、イケメン拝むと運気アップすんだ?」
「それはえーと、あのぅ」
なんて言い返せば正解なのかわからない。
「とにかくね?これは長距離恋愛中の私を気遣って京ちゃんが彼氏とのデートを25日にしてまで取ってくれたチケットなわけで、一緒に行けなくなったからこそ私には当麻君のライブの感想を彼女に伝える義務があると思うのっ!」
ゼーハーゼーハー。
捲し立てたせいで息切れ半端ない。
「ちょっと落ち着けって、そんな熱弁しなくても伝わってるから」
「ほ、ほんと?」
「うん、確かに受験生に息抜きは必要だと思う」
「うん!うんうんうん!」
これがすっごいレアチケットだって、ほんとにちゃんと伝わったかな?