わたしのキャラメル王子様・番外編
「なんでもいいから準備しちゃおうよ!」
グッズ列に早く並びたい一心で、私は悠君のシャツにボタンを付け始めた。
物販、何時間も並ぶって聞いたんだもん。
私より当麻君にハマってる京ちゃんのために、お土産を買ってあげたい。
裁縫に集中してたら、悠君が私の顔をじっと見ていることに気づいた。
「なに?」
「いや、なんでもない」
目を逸らされて……ちょっとショック。
でもあのまま見つめられたら緊張して指を縫っちゃってたかも。悠君の熱い眼差しは……危険だ!
「なんか真剣だね」
「ふざけながら縫い物できるほど器用じゃないもん」
「沙羅のそういうとこ好き」
「へ?」
「横顔に見とれちゃった」
グッズ列に早く並びたい一心で、私は悠君のシャツにボタンを付け始めた。
物販、何時間も並ぶって聞いたんだもん。
私より当麻君にハマってる京ちゃんのために、お土産を買ってあげたい。
裁縫に集中してたら、悠君が私の顔をじっと見ていることに気づいた。
「なに?」
「いや、なんでもない」
目を逸らされて……ちょっとショック。
でもあのまま見つめられたら緊張して指を縫っちゃってたかも。悠君の熱い眼差しは……危険だ!
「なんか真剣だね」
「ふざけながら縫い物できるほど器用じゃないもん」
「沙羅のそういうとこ好き」
「へ?」
「横顔に見とれちゃった」