暴君陛下の愛したメイドⅠ【完】



(この調子だと日没までギリギリかも………………)


日の沈みを確認すると一層歩くペースを上げた。


この道をよく知っていると言えど、夜の山道には危険が多く潜む為、日が沈んで歩くことはあまり好ましくない。


かと言えど、日没までに山を越えれない者も中にはいる訳で、所々に休憩小屋も設置されている。


(あと少し……………………)


道なき道を突き進むとこと20分。見慣れた故郷の里にやっとの思いで到着した。



< 13 / 224 >

この作品をシェア

pagetop