暴君陛下の愛したメイドⅠ【完】



「ありがとうございます……。でも、やはり言わない方がいい気がするのでやめておきますね」


「良いのですか?」


「はい。こればかりは言っても解決しないものなので…………」


そう言って苦笑いをする。


そんな事言われるとますます気になってしまうのだけど………。


でも、言いたくないのなら聞かないほうがいいのだろう。



「私で良ければ、いつでも話を聞きますから」


と最後に声をかけて部屋から出て行こうとした。





< 195 / 224 >

この作品をシェア

pagetop