暴君陛下の愛したメイドⅠ【完】



「ハァ………ハァ…………」


「アニーナ?大丈夫?」


息も苦しい………………。そう言えば朝からなんか体調悪かったんだっけ。


あぁ、視界がボヤケて……………、


_____バタッ。


「アニーナ!!」


視界がどんどん狭くなると同時に私は地面へ倒れてしまった。


名を呼ぶアイルさんの焦った声と、あと一人遠くから聞き覚えのある声が聞こえてきたような気がしたけど、


それよりも早くに私は意識を手放した______。




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