暴君陛下の愛したメイドⅠ【完】






私が妃に戻ったことで、リリアンとサニー達は再び私の使用人に戻ってこられ、


久しぶりの再開を果たすことができた。


「お妃様………!」


「心配致しましたよ!!」


「お久しぶりね…!大変迷惑をかけたことお詫びするわ。それと隠してたけど、本当の名はアニーナ。身分は…………メイド」


これだけには隠すわけにはいかない。


反応が少し怖かったが、


サニー達は全然気にしていなかった。


リリアンは少し驚いているようだったけれど。


「前にも一度言いましたが、私達はお妃様に例え何があろうとも味方です……!」


「それはメイドであろうと、関係ありません!!」


私が元メイドであろうとも、気にしない使用人達……………。


私は本当人に恵まれているなと日々思う。



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