暴君陛下の愛したメイドⅠ【完】
「それはもちろん陛下の妃になる為ですよ!!陛下の客人であるアニ様にこの様な話失礼ですが、私は陛下の妃になりたくてこの宮殿に入ったのです」
スゴイ熱意を感じた。
目が輝いていて、『絶対になるんだ!』という野心か清々しいほどに伝わってくる。
でも、こう言う子も宮殿の中では少なくないから、そこまで珍しくない。
けど、この若さでその様な目的で入ってくるのは、結構珍しい。
その様な人達は、殆ど体が成長してから宮殿に入ってくる。
その方が色々と近づきやすい。
子供の魅力も良いが、大人の魅力の方がやはり有利に見えるし。