暴君陛下の愛したメイドⅠ【完】


そうならない為に、後で対策が必要みたいね。


「………1階にいたメイド達は皆、奴が渡した手土産にて眠らされていたのか。それでこの階は静かだったのだな」


隣では何やら陛下が兵士と会話中。


内容的にはメイド達皆眠らされていたみたいだ。


通りでアレだけ騒いでも、反応ない訳。



それより、そろそろ部屋に戻りたいなぁ。


サニーさんとか部屋で待ってるし。


いつまでここに入ればいいの?




チラッと横にいる陛下を見ると、未だ真剣に何やら兵士と話している。


ついでに言えば、話を聞きつけたファン宰相がこちらに向かって歩いているのが見えるので、話が更に長くなるのは確実だろう。


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