白き桜と黒き神
それから私達は彼らの倉庫に連れてこられた。

なんてベタな展開なんだろうか…こういう恋愛小説よくあるよね…

そういうのあまり興味無いけど

「…桜雨。大丈夫?」

怜治は心配そうに顔を覗き込んできた。

大丈夫だよの意味を込めて頭を撫でてあげたら目を細めて嬉しそうに微笑む

……可愛いな…

?「…桜雨さんと怜治さん。すみませんがイチャつくのでしたら後にしていただけますか?下の奴らに挨拶をお願いします」

ちっ…そこの茶髪メガネ。後でぶっ殺す。私と怜治の仲良しタイムに横入りとか気に食わない

「…藍島怜治。…彼女が逢坂桜雨。」

それだけの端的な自己紹介に倉庫内はざわざわと騒がしくなる

?「静かに…怜治さんは幹部に、桜雨さんは姫となる。…異論は認めない。」

茶髪メガネ…だいぶ偉そうだな。…ま、偉いもんな…王様の次に。

でも上から目線なの気に食わない。嫌い、ああいう人種滅べばいい。

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