白き桜と黒き神
まぁ、そんなこんなであれから2ヶ月が経つんだけど…

そろそろ次に進んでも良いんじゃないかなぁって思って来たんだよね…

怜治も「桜雨のしたい様にしたら良いよ。僕は応援するだけだから」って言ってくれたし…

私と閽人達は相変わらずの関係で。

毎朝お迎えが来るけど車内では無言というか無視。

倉庫でもそれは同じ。

私がフラーっとどこかに行っても気にしない

そんな感じだから只今1人で空き教室に居ます

私はスマホを出すとあの子に電話をかける

『もしもし…?私だけど』

《桜雨さん…私だけどじゃ普通の人はわからないですよ…はぁ》

溜息って…失礼だなぁ…

『…キミならわかると思ったから電話しただけだよ』

《…桜雨さん…今ちょっとだけキュンとしましたっ!》

『あーはいはい。じゃあ、明日からだからよろしくね』

《…だから…桜雨さん…主語とか無いですから。私と怜治、アイツ以外わかりませんよ…》

『うるさいなぁ…キミら以外と話さないんだからどーでもいいでしょ』

それだけ言うと向こうから聞こえる声を無視して私は電話を切った

さて、明日が楽しみだなぁ♪
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