彼は私の全てだった
何度もキスされてどうにかなりそうだった。
「風邪うつっちゃうよ。」
そう言ってシュウを止めようとした。
「ミチル…」
シュウが私の名前を呼んでまたキスをする。
思い切り抱きしめられて
幸せを感じてしまう。
「ごめん、体調悪いんだった。」
そう言ってシュウは私から離れようとした。
私はそんなシュウを引き止めてしまった。
「シュウ…行かないで。
お願い。もう少し側にいて。」
シュウは私をベッドに沈めるともう一度キスをする。
「どうなっても知らねーよ。」
そう言って私を抱きしめた。
熱があるせいか感覚が鈍く
身体も動かなかった。
私はシュウにされるがままだけど
フワフワして心地よくてそのうち何もわからなくなった。
「ミチル?大丈夫か?」
さっきまで苦しくて死ぬかと思ってたのに
シュウの肌に触れると
不思議なくらい身体の痛みを感じなくなった。
私の体調を気遣ったのか
シュウはいつもよりゆっくり動いたけど
逆にそれが気持ちよくて私は再び意識を失った。
そのまましばらく動けなかった。
シュウが私の身体を拭いて
脱がせたパジャマをもう一度着せた。
「ミチル、大丈夫か?
悪い…我慢できなかった。
こんなに熱高いのに…マジで最低だよな。」
汗で額に貼り付いた私の髪を整えながら
息が上がって苦しそうな私を見下ろしてシュウは泣きそうな顔をした。
何かがシュウをずっと苦しめてる。
だからシュウは私と繋がりたかったのだと思った。
そういえばシュウは姿を消す前に
「俺にはお前だけだよ。」
って私を抱きながら何度も言ってた。
あれがシュウのSOSだった。
私がシュウの頰に手をあてると
シュウはその手に自分の頰を擦りつけ
私の手の甲にキスをした。
「ミチル…俺から離れるなんて許さないよ。
俺はミチルが居ないと…ダメなんだ。」
身体の中にまだシュウが居るみたいに熱くなった。
「シュウ…好きだよ。
ずっとシュウが好きだから…心配しないで。」
シュウがまた私を抱きしめる。
私が消えそうで怖いとシュウは泣いた。
私の前で涙を見せたことに驚いた。
シュウの心の中は今もきっと傷だらけだ。
何がそこまでシュウを追い詰めてるか分からなかったけど
私はシュウのために何でもしてあげたいと思った。
再会して初めてシュウが私に心を開いた瞬間だった。
「風邪うつっちゃうよ。」
そう言ってシュウを止めようとした。
「ミチル…」
シュウが私の名前を呼んでまたキスをする。
思い切り抱きしめられて
幸せを感じてしまう。
「ごめん、体調悪いんだった。」
そう言ってシュウは私から離れようとした。
私はそんなシュウを引き止めてしまった。
「シュウ…行かないで。
お願い。もう少し側にいて。」
シュウは私をベッドに沈めるともう一度キスをする。
「どうなっても知らねーよ。」
そう言って私を抱きしめた。
熱があるせいか感覚が鈍く
身体も動かなかった。
私はシュウにされるがままだけど
フワフワして心地よくてそのうち何もわからなくなった。
「ミチル?大丈夫か?」
さっきまで苦しくて死ぬかと思ってたのに
シュウの肌に触れると
不思議なくらい身体の痛みを感じなくなった。
私の体調を気遣ったのか
シュウはいつもよりゆっくり動いたけど
逆にそれが気持ちよくて私は再び意識を失った。
そのまましばらく動けなかった。
シュウが私の身体を拭いて
脱がせたパジャマをもう一度着せた。
「ミチル、大丈夫か?
悪い…我慢できなかった。
こんなに熱高いのに…マジで最低だよな。」
汗で額に貼り付いた私の髪を整えながら
息が上がって苦しそうな私を見下ろしてシュウは泣きそうな顔をした。
何かがシュウをずっと苦しめてる。
だからシュウは私と繋がりたかったのだと思った。
そういえばシュウは姿を消す前に
「俺にはお前だけだよ。」
って私を抱きながら何度も言ってた。
あれがシュウのSOSだった。
私がシュウの頰に手をあてると
シュウはその手に自分の頰を擦りつけ
私の手の甲にキスをした。
「ミチル…俺から離れるなんて許さないよ。
俺はミチルが居ないと…ダメなんだ。」
身体の中にまだシュウが居るみたいに熱くなった。
「シュウ…好きだよ。
ずっとシュウが好きだから…心配しないで。」
シュウがまた私を抱きしめる。
私が消えそうで怖いとシュウは泣いた。
私の前で涙を見せたことに驚いた。
シュウの心の中は今もきっと傷だらけだ。
何がそこまでシュウを追い詰めてるか分からなかったけど
私はシュウのために何でもしてあげたいと思った。
再会して初めてシュウが私に心を開いた瞬間だった。